「もしも、あなたが“誰かの顔で”生きなければならなくなったら──?」
新ドラマ『リブート』は、その壮絶な問いから幕を開けます。主演・鈴木亮平がまさに前代未聞の一人二役に挑み、日曜劇場枠に再び帰還。平凡なパティシエ、そして裏社会と結びついた刑事という正反対の2つの顔を演じながら、「誰が本物?」「いつ裏切る?」と視聴者の気持ちをぐっと揺さぶります。
この記事では、混乱しがちな登場人物を“相関図”付きで整理しつつ、物語の構造・見どころ・キャストコメントを丁寧に解説します。ドラマを“ただ観る”だけでなく、各話の展開を深く楽しみたい方にこそおすすめの読み物です。
作品概要&テーマ
- タイトル:『リブート』
- 放送:2026年1月スタート/毎週日曜21時〜(TBS系)
- 主演:鈴木亮平(2役)
- 共演:戸田恵梨香(公認会計士役)
- 脚本:黒岩勉(完全オリジナル・構想3年)
- テーマキーワード:「再起動=リブート」「嘘と真実」「家族を守るための偽装」
公式発表では「登場人物全員が何らかの嘘を抱えている」と明言されています。
この物語は、「普通の男」が“人生をやり直すために別の人生を生きる”という極限の選択をするサスペンスであり、同時に家族ドラマとしての側面をも併せ持っています。
あらすじ:リブート=人生の再起動

主人公・早瀬 陸(はやせ・りく)は、洋菓子店「ハヤセ洋菓子店」を営む穏やかなパティシエ。妻・夏海、息子、母親と平凡ながら幸せな毎日を過ごしていました。ところが、2年半前、妻・夏海が突如として失踪。やがて「遺体が見つかった」と報じられ、早瀬自身が妻殺害の容疑者として世間から追われる存在になってしまいます。
無実を証明し、愛する家族を守るため、早瀬は“過去と家族を捨て、別の人生を生きる”=リブート(再起動)という決断を下します。
その時、刑事・儀堂 歩(ぎどう・あゆみ)が立ちはだかる──。
儀堂は警視庁捜査一課所属の“悪徳刑事”。裏社会との繋がりも持ち、違法捜査も辞さない男。早瀬は、この儀堂の“顔”を手に入れ、その人生を“借りて”生きることになる、というのが物語の骨格です。
つまり、「善良なパティシエとしての早瀬」と「悪徳刑事としての儀堂」が、ひとりの体の中で交錯する。二役という表現では語り尽くせない、人生そのものの入れ替え/再起動がキーとなります。
相関図でスッキリ整理(主要4人)
夏海(妻・失踪)──┐
↑ │(妻の真相を追う)
│ ↓
早瀬 陸(パティシエ)──→(リブート)──→ 儀堂 歩(刑事)
(鈴木亮平・一人二役)
↑
│(協力?裏切り?)
↓
幸後 一香(公認会計士・戸田恵梨香)
登場人物紹介
- 早瀬 陸(鈴木亮平)
パティシエとして家族と平穏に暮らしていた男。妻の失踪を機に運命が大きく変わる。
「家族を守るため」「自分の潔白を証明するため」に、あらゆる犠牲を覚悟して“人生を再起動”する。 - 儀堂 歩(鈴木亮平)
警視庁捜査一課の刑事。表向きは法を守る捜査官だが、裏では裏社会との関係もある。
早瀬が“儀堂の人生を借りる”ことで、物語のもう一つの主人公とも言える存在。 - 夏海(キャスト未発表)
早瀬の妻。失踪・死の謎が物語の起点。彼女の存在が“再起動”の動機になる。 - 幸後 一香(戸田恵梨香)
夏海の元同僚で公認会計士。早瀬を支援しながらも、その真意は不明。味方とも敵ともつかないキーパーソン。
このように、相関図は「使える味方」「疑える関係」「変装/再起動」という要素を整理してくれます。特に早瀬/儀堂という“裏と表”の関係を視覚的に捉えることで、物語の理解がぐっと深まります。
混乱しやすい構造を“わかりやすく”解説

● 鈴木亮平が演じる“二役”ではなく“同一人物の再起動”
「早瀬と儀堂って双子?入れ替わり?そっくりさん?」という疑問が湧くのも無理はありません。しかし公式発表によれば、儀堂は実在する刑事で、早瀬がその人生を“借りて”生きるという設定です。
つまり、別人同士ではなく、ひとりの男が“別の顔・別の人生”を手に入れた結果として二つのキャラクターを演じるということ。
この構造が、「人生をリブートする」というタイトルの意味を裏付けています。
● “顔を変える=再起動”という比喩
整形・偽装・乗っ取り…具体的な方法は現時点で明確には語られていませんが、公式では「愛する人のもとに戻るため、顔を変える=“リブート”する」という説明があります。
この比喩的な“顔を変える”という表現が、演じる鈴木亮平自身のチャレンジにもつながっています。「別の人間になりきる」「俳優としての自分と向き合う」という彼のコメントにもその意図が見え隠れします。
● 登場人物全員が嘘を抱えている
公式リリースの中で、「この物語に登場するすべての人物が、何らかの嘘を抱えています。まさに『全員嘘つき』と言っても過言ではありません」と鈴木が語っている通り、誰を信じればいいのか分からない構造になっています。
この“嘘”が、ドラマを推し進める駆動力です。視聴者も一緒に「この嘘は何?味方?敵?」と考えながら観ることが醍醐味です。
主演&共演者コメント
鈴木亮平(出演者コメントより)
「ある日突然、他人の顔で生きていかなければならなくなったら。しかも、それが『バレたら破滅』という極限状態だったら?初めてこのストーリーを読んだとき、そのあまりの面白さにページをめくる手が止まりませんでした。第一話から最終話まで、毎回驚くような展開が待ち受けています。ぜひ楽しみにしていてください。」
「パティシエの早瀬陸は、どんな犠牲を払ってでも愛する家族のもとに戻ろうとする信念の男。一方の儀堂歩は、そんな早瀬を追い詰める、謎に包まれた悪徳刑事です。彼ら二人だけでなく、この物語に登場するすべての人物が、何らかの嘘を抱えています。」
戸田恵梨香(出演者コメントより)
「脚本を頂き読み込むほど、物語の先が全く想像できず、一視聴者としてワクワクしました。その今作で私が演じるのは、嘘にまみれた謎の公認会計士・幸後一香です。この一香に限らず、登場人物全員が嘘をついており、何が真実で何が嘘なのか、最後まで分からない点が大きな見どころです。」
「今作のテーマである『再起動』を彩る『嘘』を表現するため、絶妙なバランスで演じることに努めました。視聴者の皆様には、登場人物の表情の些細な変化にも注目していただき、物語の真実を読み解いていただければ嬉しいです。」
このコメントからも、「毎話驚きの展開」「全員が嘘を抱える」「再起動という大きなテーマ」がハッキリ伝わります。ドラマを観る前からワクワクが止まりませんね。
まとめ:見逃せない理由
・第一話から最終話まで“驚くような展開”が待ち受けている
・“二役”というより“人生の再起動”として捉える
・相関図を頭に入れて観ると理解が深まる
・“嘘”というテーマを意識して視聴すると面白い
鈴木の言葉にもあった通り、本作は「毎話何かが起きる」構成が意図されています。冒頭からペースが速く、展開の“振れ幅”も大きいとのこと。ですので、“見逃したくないドラマ”として注目です。
『リブート』は、単なるサスペンスではありません。
平凡な男が、愛する家族を守るため人生を捨て、別の人生を“再起動”するという壮大なドラマです。
その過程では“嘘”が渦巻き、“誰が味方か敵か”すら曖昧になる。そして、毎話驚きの展開が視聴者を待っています。
主演・鈴木亮平の演技の振れ幅、共演・戸田恵梨香の謎めいた存在、脚本・黒岩勉が描く極限の構造…これらが融合したとき、日曜9時という枠で“見逃せない時間”となることは間違いありません。
相関図を手元に、毎週「次はどう変わる?」と予想しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

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