はじめに|喧嘩のあと、沈黙が続く夜に
夫と喧嘩をした。
怒鳴り合ったわけでもない。
どちらが正しいか白黒つけたかったわけでもない。
ただ、「その言い方はつらい」「もう少し配慮してほしい」
そんなことを伝えたかっただけだった。
でも話は途中で終わり、
夫はそのまま出張に行った。
それから2日間、連絡はなかった。
スマホを何度も見てしまう。
通知が鳴らないことに、胸がざわつく。
そして、ふと思う。
あぁ、私がいつも謝ってるな。
謝らないと、話が再開しない。
謝らないと、日常に戻れない。
でも、私が謝っても、
夫が謝ることはない。
――それでも、私が悪いの?
この記事は、そんな問いを胸に抱えたまま検索してきたあなたに向けて書いています。
「私が謝らないと終わらない」関係
喧嘩のあと、いつもこうなる。
・夫からは連絡がこない
・こちらから連絡しない限り、沈黙が続く
・話し合いは再開されない
だから結局、
「ごめんね。言いすぎたかも」
と私の方から連絡する。
本心では、
「謝ってほしかった」
「一言でいいから、気持ちを聞いてほしかった」
それでも、関係が止まるのが怖くて、
自分の気持ちを飲み込んで謝ってきた。
この役割が、いつの間にか固定されていた。
家に居場所がないと感じる瞬間が、何度も重なった
家の中で、ふとした瞬間に思うことがあった。
「私の居場所って、ここにあるのかな」
寝室には、自分の服を置く場所がない。
夫は広いウォークインクローゼットを一人で使っていて、
それが当たり前のようになっていた。
お金のことも同じだった。
子どもが生まれてから、育児に積極的とは言えない夫との関係に疲れ、
「いざとなったら一人で育てる」
そう腹をくくって働いた。
必死に稼いでも、
感謝されることも、尊敬されることもない。
それどころか、
足りない分を当然のように求められる。
物理的なスペースも、
気持ちの余白も、
私には与えられていないように感じた。
一つひとつは小さなことでも、
それが積み重なると、
「大切にされていない」という感覚になる。
夫はなぜ謝らないのか|夫側の心理

ここで一度、夫側の心理も整理してみます。
① 謝る=負け、立場が下がると感じている
多くの男性にとって、謝罪は
「関係修復」よりも
「自分が悪者になる行為」に近い。
だから、黙る。
② 感情よりも現実処理を優先する
「どう感じたか」より
「どうすればいいか」を考える。
結果として、
気持ちが置き去りにされる。
③ 沈黙=冷却期間だと思っている
本人は
「時間を置いているだけ」
「無視しているわけじゃない」
でも、待つ側の不安には気づいていない。
妻はなぜ、ここまで苦しくなるのか|妻側の心理
① 関係を壊したくない
謝ることで、
また会話が始まるなら
それでいいと思ってしまう。
② 家で安心したいだけ
びくびくせずに過ごしたい。
怒られるかも、と思いたくない。
ただ、ソファでゴロゴロしたいだけ。
それすら叶わないとき、心は静かに削られていく。
③ 自分の気持ちが後回しになる
「夫も同じように思っているかもしれない」
そう考えられるほど、あなたは優しい。
でもその優しさが、
自分を消す方向に使われてしまうこともある。
すれ違いの正体|悪者はいない。でも傷つく人はいる

この関係に、
一方的な悪者がいるとは限らない。
でも確かなのは、
一人だけが我慢し続ける関係は、もう限界だということ。
それでも私が悪いの?と悩むあなたへ
答えは、はっきりしています。
あなたの苦しさは、正当です。
・謝らないと終わらない
・話し合いが成立しない
・配慮がない
これは、あなたの我慢で解決する問題ではありません。
どうしたらいいのか|今日できる小さな一歩
① 謝る前に立ち止まる
「私は本当に悪い?」
「ただ沈黙が怖いだけじゃない?」
一度立ち止まって、自分の気持ちを確認するだけでも違います。
② 誰かに話していい|安全な聞き手を選ぶ
夫に直接話す前に、誰かに話すことはとても大切です。
ただし、誰でもいいわけではありません。
否定せず、正解を押しつけず、あなたの気持ちをそのまま受け止めてくれる人。
▶︎ あなたの気持ちを軽くする“安全な聞き手”とは?選び方と注意点
「話していいんだ」と思えるだけで、心は少し落ち着きます。
③ 希望として伝える
「連絡がないと不安になる。話せる時間を作ってほしい」
責めなくていい。
でも、消えなくていい。
④ 自分の居場所を取り戻す意識
クローゼット一つ、
休む時間一つ。
小さなところからでいい。
おわりに|あなたは、丁寧に扱われていい
久しぶりに泣いたなら、
それは弱さじゃない。
悲しかったことに、やっと気づけただけ。
あなたは、
話を聞いてもらっていい。
確認されていい。
大切にされていい。
この文章が、
あなた自身を後回しにする人生から
一歩戻るきっかけになりますように。


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