2024年に放送され話題となったヒューマンドラマ『放課後カルテ』が、2025年秋、スペシャルドラマとして帰ってきます。主演は松下洸平さん。舞台は小学校から中学校、そして病院へと広がり、子どもたちの「言葉にできないSOS」に、牧野先生が再び向き合います。
前作(2024年)のあらすじと見どころ
原作は日生マユによる同名漫画。2024年に放送された連続ドラマ『放課後カルテ』では、小学校の保健室に突如現れた風変わりな小児科医・牧野(松下洸平)が主人公。
ボサボサ頭に仏頂面、「勝手にベッドで寝るな!」「保健室にはなるべく来ないでもらいたい」など、口も態度もぶっきらぼうな牧野先生は、児童にも教師にも煙たがられる存在。
しかし、彼の優れた観察眼と医師としての知識によって、子どもたちの“言葉にできないSOS”を見抜き、家庭や学校の裏にある問題にまで切り込みます。
「保健室ヒューマンドラマ」として、静かでありながら心に強く響く作品となりました。
『放課後カルテ 2025秋』のあらすじ
本作では、前作で描かれた小学校を飛び出し、中学校、そして病院へと舞台が広がります。
- 藤野一希は中学生になり、父親の再婚で家庭に居場所をなくしています。
- 冴島直明は心臓手術を乗り越え、「牧野先生みたいなお医者さんになりたい」と語る一方、不安も抱えています。
- 病院に通う少女は病気の再発によって、生きる意味そのものを見失っています。
それぞれの場所で葛藤する子どもたちに、牧野先生はどのように寄り添い、背中を押していくのか…。前作よりもさらに深く、「心の問題」に踏み込むストーリーが展開されます。
主演・松下洸平さんのコメントに注目!
続編が決まったことについて
「続編をやらせていただける機会ってなかなかない。本当にありがたいです」
連続ドラマの撮影中から、「これで終わるのはもったいない」と話していたスタッフ・キャストの思いが形になったことへの感謝を語っています。
再び牧野先生を演じるうえで意識したこと
「体型維持には気をつけていました。“緩んだ牧野先生”にならないように(笑)」と冗談を交えながらも、ファンがイメージする“変わらない牧野先生”を守り抜く姿勢が感じられます。
新たな舞台、中学校と病院への挑戦
「中学生には中学生なりの悩みがある。その違いを丁寧に演じていきたい」
病院では、連ドラでは描かれなかった“重い病気”を抱えた子どもたちが登場。牧野先生がどう向き合うのか、医師として、人間としての成長も注目ポイントです。
子どもたちへの愛情あふれるコメントも
「大人っぽくなりすぎてないでほしいな(笑)。お菓子を見て“昔こんなの食べてたね”とか言われたら寂しい!」
元キャストたちを見守る“親心・先生目線”のコメントからも、作品全体の温かさがにじみ出ています。
まとめ:変わらない優しさと、少しの成長を届けるスペシャルドラマ
松下洸平さんは最後に、視聴者へこうメッセージを送っています。
「『放課後カルテ』の良さがギュッと濃縮されたスペシャルにしたい。変わらないみんなの笑顔に癒されてほしい」
ただの医療ドラマではない、“心”と向き合う『放課後カルテ』。2025年秋、またひとつ、忘れられない物語が生まれそうです。
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