週刊少年ジャンプで人気の『SAKAMOTO DAYS』がついに実写映画化!ファンの関心はやはり「坂本太郎役は誰が演じるのか」に集中しています。伝説の殺し屋・坂本の魅力は、戦闘力と、のんびりおじさんの日常というギャップ。この二面性をどう表現するかがキャスティングの鍵となります。
今回は、有力俳優8人と、“太った坂本”を演じる可能性のある小手伸也さんを加え、誰が演じたらどんな坂本になるかを徹底考察しました。
坂本役キャスト候補一覧
俳優 | 主な特徴 | 坂本を演じたらこうなる/合う点 | チャレンジになる点 |
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目黒蓮 | アイドル出身、モデル出身で高身長。クールで洗練されたルックス。若さもある。 | 若い坂本なら、「元殺し屋だったが今は少し脂肪がついて引退気味」というギャップをビジュアルで表現可能。痩せてた頃〜重かった頃の演じ分けも強み。 | 年齢相応のおじさん体型や重みを出すには、体重増加・化粧・演技トーンの工夫が必要。声の説得力もカギ。 |
小栗旬 | ベテラン俳優。シリアスとコメディの幅広い演技力。存在感強め。 | 坂本の“かつての強者”としての雰囲気、重厚感は十分出せる。おじさん感も自然に演じられ、アクションも説得力あり。 | 細マッチョ〜ぽっちゃりのニュアンス調整が必要。お腹まわりのギャップ表現が課題。 |
横浜流星 | 美形・若さ・演技力あり。アクション経験豊富。 | 若く美しい俳優が“崩れた坂本”を演じることで面白さが出る。空手経験を活かした戦闘シーンも説得力あり。 | 若さ・美形ゆえのコミカルさや老け感、重みを演技・メイク・体型でどう出すかが課題。 |
賀来賢人 | 演技の幅広さが魅力。コメディもシリアスも対応可能。顔立ちに人間味。 | 坂本のユーモアやぼけ・ツッコミのバランスを取るのに向く。引退後のぼけた感じと戦闘時の鋭さを演じ分けられる。 | 伝説の殺し屋としての貫禄、年齢感、痩せ‐太り差をどこまで説得力をもたせられるか。 |
福士蒼汰 | 透明感・爽やかさが強く、主演経験豊富。アクション経験も多少あり。 | 坂本の優しい面・家庭的な面を強調可能。おっさん坂本の親近感・可愛げを出すには最適。 | 元殺し屋としての怖さや影の部分の説得力を演技・体型・役作りでどう出すかが課題。 |
山崎賢人 | 人気・顔面偏差値高く、若いファン支持あり。演技力も安定。体型調整可能。 | 見た目・演技のバランスがよく、坂本の二面性(強さとおじさん風生活感)を表現しやすい。 | 年齢感・重み感でまだ若さが目立つ。お腹まわりや体型のギャップ表現が課題。 |
藤原竜也 | 圧倒的演技力。暗さや重さを表現可能。シリアス系得意。 | 過去の殺し屋としての暗部や辛さ、戦闘時の冷酷さを深く表現できる。歴戦の雰囲気を目や演技で出せる。 | 太ったおじさん体型を自然に見せるのはやや難しい。親しみやすい坂本の面を出す際は演技トーン調整が必要。 |
鈴木亮平 | 肉体改造ストイック。高身長・骨格しっかり。体重増減可能。 | 坂本の“強さとゆるんだ体型”のギャップを表現可能。アクションも説得力あり、原作ファン納得度高い。 | 体型変化に伴うコスト・スケジュール負荷大。年齢感や仕草・声の質なども調整が必要。 |
小手伸也 | コミカルおじさん役やクセキャラに定評。自然な“おじさん感”。 | 太った坂本時代を演じるのに最適。特殊メイクなしでも親しみやすさが出せる。二人体制で痩せた坂本と切り替える演出も可能。 | シリアスな戦闘シーンや過去の殺し屋感を表現するのはやや弱い。二役構成の方が説得力高い。 |
過去出演作から見る坂本像の可能性
目黒蓮
目黒蓮さんが坂本を演じるなら、最大の魅力は「痩せていた殺し屋時代」の説得力です。『トリリオンゲーム』で見せた知的で野心的な青年像や、『silent』での繊細な感情表現は、坂本の“冷徹と温かさの二面性”と重なります。普段は優しい父親でありながら、戦闘では一瞬で表情を変え、鋭い眼差しで敵を倒す。そんなギャップを目黒さんなら自然に演じられるでしょう。特殊メイクでおじさん体型を再現し、痩せた姿との切り替えを描けば、原作ファンも納得の坂本像が誕生しそうです。
小栗旬
小栗旬さんは、坂本役に最も安心感を持てる存在です。『クローズZERO』での圧倒的なカリスマ性、『銀魂』でのコメディとシリアスの両立、『日本沈没』でのリーダーシップーーこれらすべてが坂本に必要な要素と一致します。日常の脱力感と、戦闘シーンでの殺気を自在に行き来できるのは小栗さんならでは。さらに父親役の経験も豊富で、娘を溺愛する坂本の“家族の顔”もリアルに描けるでしょう。「誰もが納得のキャスティング」と言われるだけの説得力があります。
横浜流星
横浜流星さんが坂本を演じるとなれば、まず期待されるのはその本格的なアクション。空手有段者の身体能力は殺し屋時代の坂本をリアルに再現できる強みです。さらに『初めて恋をした日に読む話(はじこい)』での由利匡平役は、天才的な頭脳を持ちながら不器用で感情表現が苦手な“ツンデレ”キャラ。普段は穏やかでも大切な人のために感情を爆発させる姿は、坂本の「父としての愛」と「戦闘時の冷徹さ」に通じます。特殊メイクでぽっちゃり姿になり、いざ戦闘シーンでは鋭い眼差しで敵を倒すーーそんなギャップを演じる横浜さんに、観客はワクワクさせられるはずです。
賀来賢人
賀来賢人さんが演じる坂本は、コミカルさとシリアスさを自在に行き来するバランス型になるでしょう。『今日から俺は!!』で見せた爆発的なコメディ力と、『忍びの家』での重厚なシリアス演技。その両極端を持ち合わせた賀来さんだからこそ、坂本の“日常のおじさん”と“伝説の殺し屋”の二面性を自然に描けます。さらに、観客を一気に引き込む親しみやすさがあるため、コンビニ経営をする普段の坂本像もリアルに表現できるでしょう。賀来版坂本は、笑いと緊張感の振れ幅が大きいエンタメ性に満ちた仕上がりになるはずです。
福士蒼汰
福士蒼汰さんは、爽やかで親しみやすい雰囲気を持つ俳優。『恋仲』や『仮面ライダーフォーゼ』で見せた明るさは、日常の坂本にぴったり。さらに『図書館戦争』などでのシリアスな演技経験から、殺し屋時代の冷酷さも演じられる幅広さを持ちます。普段は柔らかい笑顔を見せつつ、戦闘モードになると冷たい眼差しに変わる。その瞬間のギャップが、観客に強烈な印象を残すでしょう。爽やか俳優のイメージを逆手に取り、特殊メイクで“ぽっちゃり坂本”を演じる姿は話題性抜群です。
山崎賢人
山崎賢人さんは『キングダム』での力強い剣士役が印象的で、アクションシーンの説得力は十分。『トドメの接吻』でのダークな演技経験もあり、殺し屋時代の坂本に通じる冷酷さも表現できます。普段の朗らかな笑顔で日常の坂本を演じれば、観客に親しみやすさを与えるでしょう。ただ、まだ若い印象が強いため、“おじさん感”を特殊メイクや演技でどう出すかがカギ。もし成功すれば、「これまでにない山崎賢人」が誕生し、若年層のファンを劇場に呼び込む効果も期待できます。
藤原竜也
藤原竜也さんが坂本を演じるなら、観客を圧倒する緊張感を持った坂本像になるはずです。『デスノート』や『カイジ』で見せた極限状態での演技力は、殺し屋時代の冷徹な雰囲気に直結します。彼の放つ独特の存在感は、戦闘時の坂本を恐ろしくリアルに描くでしょう。一方で、日常のコミカルなおじさん坂本を演じるとなると意外性が強く、むしろ新しい解釈として面白く映る可能性も。藤原さんの坂本は、観客に「怖いけど目が離せない」強烈な印象を残しそうです。
鈴木亮平
鈴木亮平さんは坂本役の大本命とも言える俳優。『俺物語!!』や『西郷どん』で見せた体型変化のストイックさは業界随一で、痩せた殺し屋時代と太ったおじさん坂本を同じ俳優が演じ分けられる唯一の存在です。『孤狼の血 LEVEL2』では狂気的で迫力ある演技を披露しており、戦闘シーンでの説得力も抜群。普段は柔らかい笑顔で家族を大事にしながら、敵には一切容赦しないーーそんな二面性を鈴木さんなら見事に表現できるでしょう。リアルさ、完成度ともに最有力候補です。
小手伸也(太った坂本専任案)
もし太っている時だけ別キャストを立てるなら、小手伸也さんが適任です。『コンフィデンスマンJP』や『SUITS』で見せた愛嬌あるおじさんキャラは、普段の坂本像にピッタリ。戦闘モードでは痩せた俳優が演じる“ダブルキャスト方式”を採用すれば、原作のギャップを視覚的に強調できます。小手さんの持つユーモラスな存在感が、日常シーンをより親しみやすく仕上げ、映画全体のバランスを取る役割を果たすでしょう。
総評
坂本役は二面性が重要です。
- 若手俳優(目黒蓮・横浜流星・山崎賢人)…見た目とアクション力は魅力ですが、“おじさん感”は演技・メイクで補う必要あり。
- ベテラン俳優(小栗旬・鈴木亮平)…貫禄・重厚感・アクション力ともに◎。体型やギャップ演出で完成度アップ。
- コミカル寄り(賀来賢人・福士蒼汰・小手伸也)…親近感・ユーモアで日常坂本を強化。戦闘シーンとのバランスが鍵。
- 演技力重視(藤原竜也)…過去の暗さ・冷酷さは圧倒的。ただ親しみやすさは演技トーンで調整が必要。
太った坂本は特殊メイクや別キャスト(小手伸也案)で補うのが現実的。誰が演じるかで映画の印象は大きく変わるので、正式発表が待ち遠しいですね。
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