紅葉がきれいな場所に行きたいけど、混雑はちょっと…
「紅葉がきれいな場所に行きたいけど、混雑はちょっと…」
「静かに過ごせる、癒しの秋旅がしたい!」
そんなあなたにぴったりなのが、“穴場”の秋旅スポット。
今回は関西エリアから、10月にこそ訪れたい静かで美しい観光地を5つピックアップしました。
秋風に吹かれながら、美しい自然と季節のグルメを堪能できる場所ばかり。
有名すぎないからこそ味わえる、ゆったりとした時間をぜひ体験してください。
① 比叡山(滋賀県・京都府):紅葉と絶景が織りなす秋の美しい景観

© 2023 京都フリー写真素材集
比叡山は、滋賀県と京都府にまたがる歴史ある山で、10月の秋旅にぴったりのスポットです。標高848メートルの山頂からは、紅葉に染まる山々や、京都市街地、琵琶湖の美しい景色を一望できます。その絶景は、秋の深まりとともに訪れる人々の心を癒してくれるものです。
筆者自身もこれまでに2度訪れたことがありますが、ただの景勝地というだけではありません。延暦寺には妖怪の看板が立っていたり、鐘を突ける場所があったりと、思わず笑顔になるような仕掛けも。自然の美しさと、ちょっとした遊び心が融合した空間で、大人も子どもも楽しめる山だと感じました。
特に印象に残っているのは、山頂から眺めた京都市街や琵琶湖のパノラマ。紅葉が風に揺れる中で見るその景色は、まさに息をのむ美しさで、季節の移ろいを体いっぱいに感じることができます。
紅葉の見どころ
比叡山の紅葉は、例年10月下旬から11月上旬に見頃を迎え、山頂やケーブルカーの駅周辺はもちろん、麓から登る途中でも紅葉の美しさを感じることができます。特に「延暦寺(えんりゃくじ)」周辺は、歴史的な建物と紅葉が見事に調和して、絶好のフォトスポットです。
おすすめスポット:延暦寺と絶景を楽しむ
比叡山の象徴とも言える「延暦寺」は、世界遺産にも登録されている歴史的な寺院で、秋になるとその周囲の自然と共に美しい紅葉が広がります。寺院内では静かな空気の中で心を落ち着けながら、紅葉を楽しむことができるので、日常の喧騒を忘れて心からリフレッシュできます。
また、比叡山にはロープウェイやケーブルカーを利用することができ、上からの絶景が楽しめるのも大きな魅力です。途中、ケーブルカーから眺める紅葉の景色もまた格別です。
グルメ・地元の味
比叡山周辺には、地元で採れた新鮮な食材を使った食事を楽しめるお店がいくつかあります。特に、滋賀県らしい「鮒寿司」や、京都の「京野菜」を使った料理が味わえるお店が人気です。比叡山の自然に囲まれて、秋の味覚を楽しんでみてください。
旅行者のレビュー:

「比叡山の紅葉は、思っていた以上に素晴らしかったです!山頂から見える景色が、まるで絵画のようで、何時間でも眺めていたくなる美しさでした。延暦寺周辺の静けさと紅葉が本当に心を落ち着けてくれて、忙しい日常から離れて、心からリラックスできました。」
今すぐ行きたい理由:
比叡山は、秋の紅葉シーズンにぜひ訪れたいスポットです。標高が高いので、紅葉の色づきが非常に鮮やかで、日常を忘れて自然の美しさに囲まれることができます。特に秋の比叡山は、静かで落ち着いた雰囲気の中で、時間を忘れて過ごせるので、心身ともにリフレッシュできること間違いなしです。
都心からのアクセス:
比叡山へは、京都駅から電車で約30分、その後ケーブルカーで登ることができます。アクセスも良好で、日帰りで訪れることができる距離感が魅力です。特に紅葉シーズンは、朝早く出発することで混雑を避け、ゆっくりと楽しめるのでおすすめです。
② 伊根の舟屋(京都府):海と暮らす町で、静かな秋のひとときを
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© Photo AC
京都府の北端、丹後半島にある「伊根の舟屋」は、まるで絵画のような風景が広がる静かな町です。特に秋のシーズンに訪れると、紅葉と海の絶妙なコントラストを楽しむことができ、日常の喧騒から離れて穏やかなひとときを過ごせます。伊根の舟屋は、漁師町ならではの独特な雰囲気があり、古き良き日本の風景が色濃く残っています。
紅葉の見どころ
伊根町の周辺では、10月中旬から11月上旬にかけて紅葉が色づき始めます。特に「伊根の舟屋」周辺の小道を散歩しながら、海に浮かぶ舟屋と色づいた木々を一緒に楽しむことができるスポットです。秋の夕暮れ時、舟屋と紅葉が夕日の光に照らされる様子は、まさに絵画のようで、心が洗われるひとときが待っています。
おすすめスポット:舟屋と海の絶景を満喫
「伊根の舟屋」とは、海に直接接している家々のこと。舟屋の下には舟が停められており、まるで海と一体になった生活を体験するような感覚になります。町を歩けば、古き良き日本の風情が感じられ、穏やかな時間が流れています。舟屋を間近に見ることができる「舟屋群」のエリアは特に人気で、写真スポットとしてもおすすめです。
また、伊根の町は小さな漁村でありながら、美しい風景を楽しみながら新鮮な海の幸を味わえるお店も多くあります。漁師町ならではの地元料理や新鮮な魚介類は、秋の旅行で楽しむのにぴったりです。
グルメ・地元の味
伊根の町では、地元で取れた新鮮な魚介類を使った料理を楽しめます。特に「伊根の牡蠣」や「丹後のカニ」、新鮮な魚の刺身や海鮮丼が人気。これらの海の幸を使った料理は、地元の食堂やレストランで提供されており、秋の味覚としてぜひ味わっておきたい一品です。
旅行者のレビュー:

「伊根の舟屋を訪れて、本当に心が癒されました。海に面した舟屋の風景が、まるでタイムスリップしたような気分にさせてくれます。紅葉と海の絶景を楽しみながら、ゆっくりと散歩できるのが本当に素晴らしいです。地元の漁師町の料理も美味しくて、特に海鮮丼は絶品でした!」
今すぐ行きたい理由:
伊根の舟屋は、静かで落ち着いた雰囲気の中で、秋の風景と海の絶景を堪能できる最高のスポットです。紅葉と海、舟屋の風景が調和した美しい景色に心が和むこと間違いなし。また、地元の美味しい海の幸を味わえるのも大きな魅力。秋の穏やかな時間を、伊根でゆっくり過ごしたい人におすすめです。
都心からのアクセス:
伊根の舟屋へは、京都駅から特急列車で約2時間半。最寄りの「伊根駅」からは、車で5分ほどでアクセスできます。電車とバスを使って訪れることも可能で、観光地としてはアクセスが少し不便ですが、その分静かな時間を楽しむことができます。車で訪れる場合は、町の美しい風景を楽しみながらドライブできます。
③ 高野山(和歌山県):神聖な空気に包まれる、秋の癒し旅

©公益社団法人 和歌山県観光連盟
和歌山県の「高野山」は、日本仏教の聖地であり、世界遺産にも登録されている神聖な場所です。秋の季節になると、豊かな自然と歴史的な建造物が一体となり、穏やかな空気に包まれた美しい風景を楽しむことができます。高野山は、日常の喧騒から解放され、心身ともに癒される時間を過ごすのにぴったりの場所です。
紅葉の見どころ
高野山の秋の魅力は、やはり紅葉です。特に「奥の院」や「金剛峯寺」の周辺では、10月下旬から11月にかけて紅葉がピークを迎えます。寺院や墓地が並ぶ静かな道を歩くと、赤や黄色に色づいた木々が神聖な空気と調和し、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。秋の深まりを感じながら、心が穏やかになっていくのを感じることでしょう。
おすすめスポット:奥の院と金剛峯寺
高野山の見どころとして外せないのが、「奥の院」と「金剛峯寺」です。奥の院は、高野山の中でも特に神聖な場所として知られ、たくさんの僧侶や信者が訪れる場所です。紅葉のシーズンになると、その神秘的な雰囲気と美しい風景が一層際立ちます。特に、苔むした石畳の道を進みながら、紅葉と共に歴史的な墓石や霊廟を見ることができ、心が清められるような感覚に包まれます。
また、「金剛峯寺」は高野山の中心的な寺院で、その壮大な建物や庭園は秋の美しい紅葉と相まって、まさに絶景です。ここでは、仏教の歴史や文化に触れながら、穏やかな時間を過ごせるのも魅力の一つです。
グルメ・地元の味
高野山には、精進料理の文化が根付いています。特に「高野山精進料理」は、肉や魚を使わず、野菜や豆腐を中心にした美味しい料理です。味付けはシンプルながら深みがあり、心と体を癒してくれる優しい味わいです。秋の風味を楽しめる旬の食材を使った精進料理を堪能しながら、心静かなひとときを過ごすことができます。
また、高野山には地元のお土産店もあり、手作りのお菓子や仏教関連のグッズなどが並んでいます。秋の紅葉を見ながら、心に残るお土産を購入するのも楽しみのひとつです。
旅行者のレビュー:

「高野山は、静けさと神聖さが感じられる場所で、秋に訪れると一層美しくなります。奥の院を歩いていると、紅葉が道を覆い尽くし、まるで別の世界にいるような感覚になりました。精進料理もヘルシーでおいしく、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい場所です。訪れるたびに、新しい発見があります。」
今すぐ行きたい理由:
高野山は、忙しい日常から解放され、心を落ち着けるために最適な場所です。秋の紅葉が一層美しいこの時期に、神聖な空気の中で心静かな時間を過ごすことで、日々の疲れを癒すことができます。歴史的な寺院や霊場を巡りながら、自然の美しさを感じることができるため、心豊かな旅行を楽しみたい人にはぴったりです。
都心からのアクセス:
高野山へは、大阪・なんば駅から「高野山ケーブルカー」を利用して約1時間半で到着します。ケーブルカーを降りた後は、徒歩で観光スポットを回ることができ、気軽に訪れることができます。都心からのアクセスも良好で、日帰りでも十分楽しむことができますが、宿泊してゆっくり過ごすのもおすすめです。
④ 湯村温泉(兵庫県):湯けむりに包まれて、のんびり秋旅

© Photo AC
兵庫県にある「湯村温泉」は、秋ののんびりとした時間を楽しむのにぴったりの場所です。美しい山々に囲まれ、温泉街全体が湯けむりに包まれた幻想的な雰囲気を感じられます。特に、秋の紅葉シーズンになると、周囲の自然が色づき、温泉につかりながらの景色が心に残ります。忙しい日常を忘れて、心と体を癒すために、のんびりとした時間を過ごしたい方におすすめのスポットです。
紅葉の見どころ
湯村温泉の周辺では、秋の紅葉が美しい景色を作り出します。特に、温泉街を歩くと、色とりどりの木々が温泉街と調和し、心温まる風景が広がります。また、周囲の山々も紅葉で彩られ、温泉に浸かりながらその美しい景色を楽しむことができます。秋の深まりを感じながら、湯けむりに包まれてゆったりと過ごす時間は、まさに贅沢なひとときです。
おすすめスポット:温泉街と周辺の自然
湯村温泉の一番の魅力は、なんと言ってもその温泉です。温泉街には、公共浴場や旅館の露天風呂があり、どこでも紅葉を眺めながら温泉を楽しめるのが特徴です。おすすめは「湯村温泉共同浴場」で、ゆったりとした浴槽でリラックスしながら自然の美しさを堪能することができます。
また、湯村温泉から少し足を延ばせば、神子畑(みこばた)渓谷があります。ここでは、秋の紅葉が渓谷の清流と調和し、素晴らしい風景を楽しむことができます。ハイキングをしながら、色づいた木々と澄んだ空気に癒されること間違いなしです。
グルメ・地元の味
湯村温泉には、地元の新鮮な食材を使った美味しい料理が豊富です。特におすすめは、地元の「但馬牛」を使った料理。やわらかくてジューシーな但馬牛を堪能できる料理店も多く、食欲の秋にぴったりのグルメを楽しむことができます。
また、温泉街にはお土産屋もたくさんあり、地元の特産品や温泉まんじゅうなどを購入することができます。紅葉を見ながら、ゆっくりと散策して、お土産を探してみるのも楽しいひとときです。
旅行者のレビュー:

「湯村温泉は、自然の美しさと温泉の気持ちよさが一体となっていて、まさに癒しの場所です。温泉に浸かりながら、紅葉が色づく山々を眺める時間は、心からリラックスできました。温泉街の雰囲気も落ち着いていて、静かな秋の旅にぴったり。美味しい地元の料理も楽しめて、心満たされるひとときを過ごせました。」
今すぐ行きたい理由:
湯村温泉は、秋の紅葉と温泉を一度に楽しめる贅沢な場所です。温泉に浸かりながら、色づいた山々を眺めることができる秋の景色は、まさに癒しの時間そのもの。また、温泉街の落ち着いた雰囲気の中で、心も体もリフレッシュできるので、今すぐにでも行きたくなります。ゆっくりとした時間の流れの中で、秋の深まりを感じながら過ごすことができるので、忙しい日常から離れてリラックスしたい方に最適です。
都心からのアクセス:
湯村温泉へは、新大阪からJR特急で約2時間半、さらにバスで温泉街までアクセス可能です。都心から少し足を延ばすことで、自然豊かな温泉地でのんびりとしたひとときを楽しめるので、週末旅行にもぴったりです。公共交通機関でアクセスしやすく、日帰りでも十分に楽しめます。
⑤ 生石高原(和歌山県):一面のススキに包まれる秋の絶景スポット

© Photo AC
和歌山県の「生石高原」は、秋の風景を堪能できる絶景スポットとして知られています。特に10月の終わりから11月初旬にかけて、一面に広がるススキの穂が風に揺れる光景が美しく、秋の深まりを感じながら心を癒すことができます。秋の空気の中で、広大な草原とススキの風景を満喫できるため、自然の中でのんびりと過ごしたい方にぴったりの場所です。
生石高原の最大の魅力は、なんと言っても秋に見られる「ススキの穂」です。高原一帯にはススキが生い茂り、10月末から11月初旬にかけて、ススキが黄金色に染まり、風に揺れる穂が幻想的な雰囲気を作り出します。ススキの広がる風景は、秋の訪れを感じさせるとともに、心を落ち着けてくれる美しさです。
特に生石高原の展望台から見るススキの景色は、まるで絵画のような美しさ。眼下に広がるススキの海と遠くの山々が一体となり、秋の絶景を堪能できます。撮影スポットとしてもおすすめなので、カメラを持って出かけたくなる景色が広がっています。
自然と触れ合えるハイキング
生石高原は、ススキの景色だけでなく、ハイキングにもぴったりなスポットです。整備されたハイキングコースを歩きながら、季節ごとの自然を楽しむことができます。秋の澄んだ空気の中で、緑の中を歩き、ススキの穂や秋の花々を見つけながら進むのは心がリフレッシュされる時間です。
また、高原の頂上からは和歌山県内や周辺の美しい山々を一望でき、自然の中でリラックスした時間を過ごすことができます。特に晴れた日には、遠くの景色まで見渡せ、秋の高原の魅力を感じることができるでしょう。
グルメ・地元の味
生石高原周辺には、和歌山の新鮮な食材を使った料理が楽しめるお店もあります。地元の特産物を使った食事や、温かいお蕎麦など、秋の味覚を堪能できるメニューが豊富です。また、周辺には温泉もあるため、ハイキング後に温泉に浸かりながら、身体を温めることもできます。
旅行者のレビュー:

「生石高原は、ススキが一面に広がる秋の絶景スポットで、息を呑むほどの美しさでした。展望台から見下ろすススキの海と山々のコントラストは圧巻で、まるで自然のアートを見ているような気分になりました。ハイキングコースも整備されていて、秋の澄んだ空気の中で気持ちよく歩くことができました。ゆっくりとした時間を過ごしたい方にとっては最高の場所です。」
今すぐ行きたい理由:
生石高原は、ススキの穂が黄金色に広がり、秋の景色が堪能できる絶景スポットです。静かな自然の中で、秋の風を感じながら過ごせるので、忙しい日常から離れてリフレッシュしたいときにぴったり。また、ハイキングや自然との触れ合いも楽しめるので、心も体もリフレッシュしたい方には特におすすめです。
都心からのアクセス:
生石高原へは、大阪から車で約2時間半、和歌山からは車で約1時間半の距離にあります。公共交通機関を利用する場合、和歌山市駅からバスを利用してアクセスすることができます。自然に囲まれた静かな高原で過ごす秋のひとときは、日帰りでも十分に楽しめるので、気軽に訪れることができます。
まとめ|混雑を避けて秋を満喫!関西の穴場で心ほどける旅へ
10月は、暑さが和らぎ、紅葉やススキが見頃を迎える関西のベストシーズン。今回ご紹介した5つのスポットは、観光客が多すぎず、静かに自然や温泉、絶景を楽しめる“穴場”ばかりでした。
- 歴史ある比叡山で、紅葉と絶景に心洗われる
- 伊根の舟屋で、海と暮らす風景に癒される
- 高野山で、神聖な空気と秋の彩りを感じる
- 湯村温泉で、湯けむりと美食にほっこりする
- 生石高原で、ススキに包まれる幻想的な風景を味わう
日々の忙しさから少し離れて、心と体をリセットしたいとき。そんなときこそ、混雑を避けた“ちょっと特別な秋旅”がぴったりです。今年の10月は、関西の穴場で深まる秋を五感で味わってみませんか?
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