川島如恵留主演『すべての幸運を手にした男』あらすじ・キャスト・公演日程まとめ

川島如恵留主演『すべての幸運を手にした男』あらすじ・キャスト・公演日程まとめ トレンド

2025年秋、Travis Japanの川島如恵留(かわしま・のえる)さんが、アーサー・ミラー作の名作舞台『The Man Who Had All the Luck(すべての幸運を手にした男)』で、自身初となる単独主演を務めることが発表されました。
公演は2025年11月14日(金)から12月4日(木)まで、東京グローブ座にて上演されます。

川島さんはこれまでにも数多くの舞台やミュージカルで確かな存在感を示してきましたが、単独主演は今回が初めて。役者としての新たな挑戦に、多くのファンや演劇ファンから注目が集まっています。

公演情報

  • 公演名:すべての幸運を手にした男(原題:The Man Who Had All the Luck)
  • :アーサー・ミラー
  • 翻訳・演出:後日発表予定
  • 期間:2025年11月14日(金)~12月4日(木)
  • 会場:東京グローブ座(東京都新宿区百人町3-1-2)
  • チケット発売日:後日発表予定
  • 公式HP:https://alltheluck.jp/

あらすじ ― 幸運と不安が交錯する、ひとりの青年の物語

物語の舞台は第二次世界大戦前後のアメリカ中西部。主人公デイビッドは、小さな町で自動車修理工場を営む、誠実で真面目な青年です。
彼は日々地道に働きながら、恋人との結婚や事業の成功という未来を夢見ています。

ところが、彼の人生には驚くほどの“幸運”が次々と訪れます。
偶然の出会いが仕事の大きな契約につながり、修理工場は繁盛。恋人との結婚もスムーズに決まり、家族にも恵まれます。まるで物語の神様に祝福されているかのように、人生が順風満帆に進んでいくのです。

しかし、あまりに順調すぎる人生は、やがて彼の心に影を落とします。
「なぜ自分だけが、こんなにも運に恵まれるのか?」
「この幸運は、いつか突然終わってしまうのではないか?」

周囲には、努力しても報われない人もいます。逆に自分は、努力以上の何かによって支えられているような感覚がある。幸運は人を安心させる一方で、得体の知れない不安を呼び起こします。
デイビッドは自分の人生の意味と真実を求めて、葛藤と向き合っていきます。

本作は「幸せとは何か」「成功は努力の結果なのか、それとも偶然なのか」という、人類普遍のテーマを深く掘り下げた心理劇です。

アーサー・ミラーと本作の背景

『すべての幸運を手にした男』は、アメリカを代表する劇作家アーサー・ミラーが1944年に発表した初期の作品。
ミラーは後に『セールスマンの死』『るつぼ』などでピューリッツァー賞を受賞し、社会派劇作家として不動の地位を確立しますが、本作ではすでに“社会と個人の関係性”“運命への問い”といったテーマが鮮明に描かれています。

初演はわずか4公演で終了したものの、その後の再評価によって再び注目され、心理描写の深さや哲学的なテーマが高く評価されるようになりました。日本での上演は非常に貴重であり、演劇ファンにも大きな話題となっています。

川島如恵留の公式コメント

「お話を頂いた時、まさに幸運を手にしたなと感じました。うれしさと一緒に、この幸運を手放さないように精進したいと強く思いました」

さらに川島さんは、「メンバーにも『舞台が映える!』と言ってもらえるように、ひと回りもふた回りも違った厚みを出してTravis Japanにも還元していきたい」と語っています。
初単独主演というプレッシャーを、作品のテーマと重ね合わせながら前向きに受け止める姿勢が印象的です。

川島如恵留プロフィール

  • 生年月日:1994年11月22日(30歳)
  • 出身地:東京都
  • 血液型:O型
  • 所属グループ:Travis Japan
  • 愛称:のえる、ノエルくん

川島如恵留は、ジャニーズJr.として数多くの舞台に出演し、確かな演技力と存在感を発揮してきました。劇団四季の『ライオンキング』ではヤングシンバ役を務め、DREAM BOY(2008年帝国劇場)、滝沢演舞場(新橋演舞場)、PLAYZONE FINAL 1986〜2008(青山劇場)、World’s Wing 翼 Premium 2008(日生劇場)など、多彩な作品に出演。近年では、2024年の『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』で主演を務め、松倉海斗とのW主演で大きな話題となりました。ダンス・歌・演技の三拍子に加え、知性と語学力を併せ持つ俳優として評価されています。

見どころ

  1. 心理描写の深さ
     幸運の裏に潜む不安や葛藤をどう演じるかに注目です。
  2. 東京グローブ座の距離感
     観客との距離が近く、表情や息遣いまで感じられる空間での上演は臨場感抜群です。
  3. 初単独主演の成長記録
     川島さんの役者としての進化を目撃できる貴重な機会となります。

チケット情報

川島如恵留さん主演の舞台『すべての幸運を手にした男』のチケットは、S席11,000円、A席9,500円(税込・全席指定)で販売されます。未就学児の入場はできませんのでご注意ください。また、チケットの無断転売や営利目的での譲渡は禁止されています。公演中止など主催者の判断による場合を除き、払い戻しは対応していません。

チケットの一般発売開始は2025年10月13日(月祝)午前10時から。販売は「チケットぴあ」「イープラス」「ローソンチケット」の各プレイガイドで取り扱っています。

公演の主催・企画製作は東京グローブ座が担当。チケットに関するお問い合わせは、東京グローブ座(電話:03-3366-4020)までお願いいたします。

まとめ

『すべての幸運を手にした男』は、幸運と努力、運命と自由意志といった人間の根源的なテーマを描く心理劇。そこに川島如恵留さんがどう命を吹き込むのか、多くの観客が期待を寄せています。
2025年11月、東京グローブ座でしか味わえない濃密な舞台体験を、ぜひ目撃してください。

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